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岩手~農家さんたちの懇親会に参加してきました。

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年に一度の訪岩手。10月15、16と伺ってまいりました。

大好きな松原宏樹さんと1年ぶりの再会です。

今回の訪問は私にとって大きな楽しみがありました。

数日前に行われた収穫祭の打ち上げを日ごろお世話になっている農家さんたちが集まって

行われる席に招いていただけたのです。 すごい楽しみ(*^_^*)

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まずは夜の宴の前に、いつものように顔なじみの農家さんの畑にお邪魔しました。

大菅さんはTSU・SHI・MIのメニューでもおなじみ、根野菜のスペシャリスト。

もセロリアックの出荷が始まりました。

昨年よりも出来はよく、大きくなりそうです。
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路地ものながら葉も茎も美しくすごくいい状態でした。

楽しみだね~。
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今年も大菅夫妻の元気なお顔拝見できました。
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このキャベツは奥様のスペシャリテ。

”雪の下キャベツ”

これからこのキャベツたちは雪の下で冬眠し、味と甘みを凝縮します。出荷は来春予定です。



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大げさではなく、これから冬を迎えると30cm~40cmの雪がキャベツの上に積もります。

この雪の下キャベツは、毎年使わせていただいていますが、包丁を入れるとじゅわ~っと

水があふれ出るくらいみずみずしくて柔らかいキャベツです。

大菅さんのキャベツを一度使うと、ほかのキャベツが使えなくなるくらいです。

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紫ニンジンとアスパラ、伝統野菜の赤い長い蕪(名前忘れた)。
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これがその赤い長い蕪。 土と気候がいいんですね。 果肉はパンパンにはって、

葉もすごくおいしそうです。

聞くところによると、地元の人たちは、大菅さんに「葉っぱは邪魔だから落としてくれ」

と言うそうです。

炒めたり、漬物にしたり・・・。 本当においしいのにねぇ。




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さて、次は・・・。 今回お邪魔した中では最若の澤口さん。 まだ、就農されて年月は浅いですが、

伝統野菜、いわゆる「固定種」を中心に育てています。

が、ゆえに、正直、いまだ納得のいく野菜ができていないそうです。

「固定種」は、文字通り、長い間その土地の気候風土によってはぐくまれた地場野菜。

なので、逆に言うとその土地に馴染んでうまく循環していくには、ある程度の年月がどうしても必要に

なってきます。

畑にはたくさんの、一度聞いたくらいでは覚えられないような名前の伝統野菜がひしめきあっておりました。

4人の娘さんを育てながら、奥様とともにただひたすらおいしくて安全な野菜を育てるために

「土」と向き合う。 いいなぁ。

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実は都志見も今、この「固定種」にとても関心があります。

TPPの問題もあり、日本の野菜をブランド化し、世界に向けて自信を持って売っていけるのは、

まさにこの日本の「伝統野菜」なんです。

で、澤口さんとしばし「固定種」談議・・・。



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畑をあちこち廻り、一度退散、そして、今回のメインイベントである、農家さんたちとの

懇親会に参加させていただきました。

農家さんたちの中には名前は知っていてもお会いしたことのない方々もおられ、

ぜひ今回はお会いして、野菜のお話をあれこれと伺いたいと考えます。

仕方のないことだけど、やはりご高齢者の方が多いですね。

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懇親会の開会のあいさつをする、松原さん。彼は私の好みや、必要としているものを熟知している

いわば、私の野菜のコーディネーター。 スーパー農家取締役です。(笑)

農家の皆さんからの信頼は絶大です。

彼の後、私もあいさつをさせていただきましたが、前夜ほとんど寝ておらず、寝ぼけており、何をしゃべっ

たか覚えておりません。

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この日出されたお料理は、地元の野菜を使ったもの中心で、とてもおいしかったです。

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私は乾杯の後、すぐさま、ビール片手にテーブルを回り、お一人ずつといろいろなお話を

伺いました。

みなさん、一応に、農業が、野菜作りが大好きで、現在でもいろいろな新しい野菜作りにチャレンジして

おられます。



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語る。語る。みなさんそれぞれが野菜について熱く語られます。


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「私が○○○よ~。」  と、初めて名前と顔が一致する瞬間。感動です。


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雫石のアイドル 「中川栄子」さん。 中川さんの「おかのり」にはいつもお世話になっています。

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この何気ない記念撮影っぽい写真・・・・。 でも何気に私にとってはものすごい写真なんですよ。

何がすごいって、後ろの4人のご婦人たち。 この4人が何と四天王と呼ばれる方々。

この方々のおかげで私の今があり、私の料理があると言っても決して過言ではありません。

ここでは詳しくは申しませんが、見る限りのイメージと、この方々が作られる野菜とのギャップが・・・。

この4ショットはまさに奇跡ですね。 そこに私が入っているのは、もう・・・。感動です。



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私にとってはスーパー有名人農家さんたち・・・。 あの”もちきみ”やローザビアンカ作ってます。

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ここで、しばし独壇場となりました。 この方、実は天然専門で、春には山菜、秋にはキノコを採って30年

暮されているんです。 とにかく山にあるもので食べられるもので知らないものはないそうです。

なんでもふつうの人では帰ってこれないところあたりまで行くそうです。

この日焼け方が本物感を醸しています。


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何と時期になると50キロほどの山菜を背中に籠をしょって山を歩くらしく、

その肩にはその籠紐の跡が痛々しく・・・。 職人魂だね。

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最後に松原さんのお父上と今回初対面でした。左が南部かしわ地鶏を育てる会社の社長さん、

左が松原大御所です。

と、いうわけで、今回は私が勝手に訪岩手の日取りを決めて年に一度のご挨拶と考えて

おりましたが、どうやらそれに合わせてこの会が開かれた様子でした。

本当にうれしい限りで、松原さんはじめ、みなさんの温かい気持ちに触れながら、

プロの農家さんのぶれないどっしりと構えた職人魂にしばし触れることができました。

あらためて、日本の農業はまだまだ捨てたもんじゃない。年は重ねてもこんなにパワフルな

農家さんたちがここにもいる。

私は一足お先に失礼したが、この後何と12時過ぎまでこの宴は続いたそうな。

翌朝は例の大型台風直撃で、みなさんの畑は大丈夫だっただろうか・・・?

皆様本当にありがとうございました。

あなたたちがお元気でいらっしゃる限り、私の料理は永遠に不滅です。(*^_^*)

以上
by seijitsushimi | 2013-10-17 13:47