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お詫びとご報告

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この度、私は不覚にも病に負けてしまい、12月16日以降年内の頂いていたご予約(おせちのご予約も含む)を
全てキャンセルをさせていただく結果となり、先ずは、当該のお客様におきましては
大変ご迷惑 ご心配をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。

1年のうち最もレストランの需要の高い12月、そしてクリスマスに向けて
皆様の色々と想いの詰まったお時間と空間を御提供できなかったことは、もちろん私の
長いレストランでの職歴、職責の中で最も不甲斐ない出来事であり、とても耐えがたく、
まさに断腸の想いでありました。

昨日、何とか無事に退院を果たし、主治医より食事制限付きの自宅療養を許可され、
今日やっと、タイピングも可能になり私自身の言葉でお詫びとご報告ができるようになりました。
回復した暁にはまた、改めてキャンセルさせていただいたお客様には直接お詫びのご連絡をさせていただきたいと
考えております。

また、キャンセルのご連絡をさせていただいた際には皆様から励ましや温かいお言葉を頂戴したことに
心よりの申し訳なさとそして感謝をいたしております。


そして私の病状と今後の予定についてご報告させていただきます。

10月に開催された香港での私のイベントに発つ前日、下痢がしばらく続いたために医師に診てもらったところ、
すぐに内視鏡検診を勧められその日に総合病院を紹介され、すぐに進行性の割と大きな大腸(直腸)癌が見つかりました。
そしてイベントから帰り、主治医と相談の上、治療プランを立て私のスケジュール等を考慮しながら、
何とか仕事を続けながら、一か月毎日通院し、放射線治療と抗がん剤で幹部を小さくし、来年3月に切除手術をし
経過観察という至って通常のプロセスのはずでした。

治療の副作用は割と周知されており、私もある程度は覚悟はしており、何とか我慢しながら仕事を続けましたが、
12月に入り、これまで人生で味わったことのないほどの激痛と1日20回を超えるほどの下痢に悩まされながら
15日まで何とか営業を終え、限界を覚え医師に相談、再検査したところ、「放射線性腸炎」でこのままでは命にかかわると言われ
即日緊急入院となりました。
その後は、口から水一滴接種することができず、医師4人からなるチームによる24時間体制の治療と点滴にて命をつなぐ状況で
それでも激痛と下痢からは逃れられずまさに地獄のような苦しみでした。
そして数日前に点滴がやっとはずれ口から水分が取れる状態までになり、痛み止めも減らし、やっと
昨日試験退院の形で自宅療養を始めました。

現時点ではまだ不確定のため来年度の新規のご予約に関してはお断りしておりますが、経過を見て
新規のご予約再開を承りますのでそれまで大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただければ幸いです。
今は何とか来年1月7日からの通常営業に向けてお客様を快くお迎えできるようにリハビリそして回復に努力していくと
考えております。

以上が経過と現状です。

これまで長い間、お詫びとご報告ができなかったことをお許しいただければ幸いです

完全回復の暁にはさらにこれまで以上に良いレストランにすることをめざしさらに精進しチャレンジしていこうと
思っています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

そして皆様におかれましては2019年もこれまで以上に良いお年を迎えられるよう心より
お祈りお祈り申し上げております。


Restaurant TSU ・ SHI ・ MI

店主    都志見セイジ


by seijitsushimi | 2018-12-30 18:28
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