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2012年 07月 20日 ( 1 )

至って平和的な抗議活動・・・。

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先日の月曜日に代々木公園で、約17万人が集結し、

今の大飯原発再稼働についての政府への抗議活動、「さよなら原発集会」が行われたことは

TVでも大きく取り上げられていた。

ここ数10年来、おそらく我が日本人たちは、このような一致団結的な

同時集団行動をとることはなかったし、それは、さほどそういう行動に出る理由も

無かったに他ならない。


福島原発事故をきっかけに、今回の多数の原発反対に向けての抗議行動は、

原発再稼働反対派である私にも、日本人なりに、評価できると思う。
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だが、究極的うがった考えで言わせてもらうと、何かやはり、集まることが「流行り」であり、

「ブーム」からくる行動のように見えてしまうのだ。現代の多くに日本人の悪い特性であるともいえる。


今回のムーブメントの呼びかけ人である坂本龍一さんや作家の大江健三郎さんらの

切実な訴えも、はたして今後の原発推進問題に多少なりとも影響を与えるのだろうか?
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ツイッターや、フェイスブックなど、ネットでの呼びかけにより今回集まった多くの人たち

の中には、以前から報道されている毎金曜日の首相官邸前での集会騒動に、影響され、

面白半分的行動によって集まった民衆も決して少なくないのではないか?


ここのところの、エジプトやチュニジアなど複数のアラブ諸国で起こった、民衆による

抗議活動による長期独裁政権の崩壊の現実に比べるとやはり危機感のレベルと本気度がまるで違う様に

写ってしまう。


参加していない私が言うのは身勝手だが、だからこそ参加すること自体にに意味を感じえないのかも?

である。


まずは単純に、国民全体の約半分が原発推進派であり、残りの半分が脱原発派である以上、

理由はどうであれ、「推進」に寄っている国の理論が動くはずがない。


まして、皆一様に、カラフルなプラカードを掲げ、「大飯原発再稼働はんた~い!!」と

叫ぶだけで、本気でこの国の政治は、状況は変わるとでも思っているのだろうか?


確かに「何もやらないよりやったほうがいい。」かもしれない。が、

原発を推進しようとするこの国の方向性自体が、「何もやらないよりやったほうがいい」

なんて呑気な次元の話ではないはずだ。



さらに言えば、現場での交通規制にちゃんと従いながら、「いい子」で訴える抗議活動に

福島の原発事故で、多くの自殺者や避難生活者を出していることをさほど重視せず、

いまだ廃炉の道筋も建てることすら出来ぬまま、また違う場所で同じことを繰り返そうとしている

この、愚かな国の政府が、考え方を変えてくれると期待しているのだろうか?


私は言う。

「死人でも出ないと、国は動かないよ。」

「首相官邸前で、原発反対を唱え、誰かが腹でも切れば、国は少しは国民の本気度に

気付き、気持ちをくんでくれるんじゃないか?」


悲しいね。



敗戦後、国民が一丸となって復興に努め、日本を復興、発展させてきた過去をもち、それらを、

誇りとしてきた日本人も、戦争に匹敵するほどの国難の今、

国民の意識は多様化し、分散し、それぞれが

それぞれのことばかりを考えるようになり、思いやりや助け合う精神も色あせて来ている。


暴動など、「こうなりゃ、暴力で訴えようよ!」なんて言っているわけではないが、

60年代に日本でも起きた、「激動の時代」の活動家による反戦運動や

学生運動、闘争により世に中に、ある一定の影響を与えることができた時代もあったが、

社会全体が豊かになって、やはりそうした動機や必要性が薄れてきたんだろう。

「ぬるい国民性」「へなちょこ日本人」へと変わった気がする。


東北大震災での津波で多くの人の命や家族、町が失われた時、日本全体が、「頑張ろう東北!」というスローガンを

掲げた。

しかし、当の被災者たちは、「これ以上どう頑張るのか、もう頑張れない。」と本音を漏らした。

このこと自体が、当事者意識になれない、昔と違う日本人の体質や性質を露呈したのではないだろうか?




「本気」で国を動かす集会が、もしあるとすれば、自分は一人の国民として

今後この国を生き抜いていく、我が息子や、若きスタッフたちを連れてきっと参加するだろう。



中途半端な豊かさが、日本をダメにし、更にだめにしていこうとしている。


日本を救おうよ。そして地球も・・・・。


以上
by seijitsushimi | 2012-07-20 00:40