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2012年 08月 20日 ( 1 )

ものつくりの…人

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金時草の海から顔を出す島海老が「晩夏」を感じさせる瞬間・・・ 


来週は岩手に行ってくる。

2年ぶりだ。

私の大事な「野菜コーディネーター」ひとり、雫石町の松原さんと会うのも

すごく楽しみにしている。

今回は、松原さんが束ねているその地区の農家さんを私の訪岩手の日程に合わせて

紹介してくれるらしい。

トマトが美味い桜田さん、ブラックベリーまで作る大菅さん、茸の名匠 柿木さん、

多品目を誇る中川おばちゃんなどなど。

加えて今回は岩手のワイナリーさんを4件、訪ねることになっている。

一泊2日の超タイトスケジュールだが、そんなことは気にもせず、

早くその日が来ないかと、指をくわえながら待ちわびる。


もともとそうだけど、自分は割と社交性に欠ける性格で、その代わり結構一人ぼっちでも

生きていけるタイプ。

年を重ねていくと更に社交性が低下し、ほとんど自分の好きな人、

気になる人としか会う時間を作らなくなってしまう。

あとは自然の縁に任せるというか・・・。

だけど、こと、ものつくりの人(職人)に対しては、全く貪欲に自分から会いに行く。

根拠はわからないが、

自然と、そういう人たちから、学び、エネルギーをもらっているに違いない、

だから、喜びを感じ興奮する。

それが更には仕事に生かせるという要素もあるだろう。

自分は料理を作る人。

しかし、その場で常に完結し、形としてのこるものではない。

おまけに、レストランという限られた場所でしか人に伝えることができない小さな仕事。

だから、芸術や、美術はもちろん、農作物やワインなど、形として残り、さまざまな人に、

色々な場所で、人に伝えることの出来る「もの作りの人」に魅かれるのであろう。

特に食べる物や、ワインなどのの生産者は私の仕事の大事なパートナーである。

私の料理には無くてはならない存在であるし、ちゃんと顔も人柄さえも理解

しておかなくてはならない。

最後の盛り付ける瞬間に、作り手の顔が浮かばない料理を作るほど

わたしにとってつまらない仕事はないから。
by seijitsushimi | 2012-08-20 16:52