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いよいよ当日の朝が来...

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おはようございます。
癌の摘出手術の日。
これまでの治療も入院もすべて今日の日のためのものだった。

前回の退院以降も沢山の友人や知人が心配してくれてメッセージをくれた。本当に感謝しかない。だから少しでも今の状況をお伝えできればなと。

今はとても元気です。一昨日から絶食しているので昨日は空腹で一日中「おなかすいたぁ」って言ってたけど、もう今はその感覚も無くなった。

入院も昨日のうちに終えて下剤を飲んだり、看護師から手術に向けての色々な準備や手術後の状況の説明をうけた。
その色々なプロセスからも今回の病気が「癌」という重いものだということをひしひしと感じさせられた。

今回の手術には私にとって(もちろん主治医にとっても)とても大きなハードルがある。
それは肛門を温存できるか?ということ。
患部が肛門にとても近いところにあるために癌細胞の摘出がとても難しいという。

親から授かった大切な体のほんの一部でも切り取られるということはとても残念で悲しい事。
ましてや、代わりに人工肛門という割と厄介なものを常に装着して生活していかなければならないこと。
そうなれば私も「障害者」となってしまう。

可能性はこれまでにも医師から告げられていたが、昨日、主治医との術前面談で、
改めて今回の手術が肛門温存には極めて困難な手術であること。
そして温存できたとしても機能障害が残る可能性があるということを再度通告された。
2リットルの気持ちの悪い下剤をのみながら聞いた時には私の精神状態はマックスに最悪だった。
さらには、いずれの判断も処置も私が麻酔から目覚めたときにはすべて終わってしまっているということだ。

もうまな板の鯉状態!?

あきらめて開き直るしかない。

それよりも「お腹すいたぁ~」と連呼する私に嫁が「ショックではないのか?」と驚いていたくらい実感がわかなかったのだろう。

今日を境に私の人生観も生活スタイルも大きく変わるかもしれない。

もちろん私にとって大きなステッップアップとなるだろう。

人生に「第2」なんてものがあるとすれば今日からのスタートになるのかもしれない。

あと20分で手術室に向かいます。

ではまた。


都志見セイジ












# by seijitsushimi | 2019-03-18 06:53

「箸」と「気持ち」。

「箸」と「気持ち」。_b0206074_08003941.jpg
先日、昔のスタッフとおおよそ10年ぶりほどの再会をした。
今回晴れて都内に自身の店を構えるとの報告。
共に闘った戦友⁉️の出世はとても嬉しい。
そして、私の誕生日のプレゼントにと、一膳の「箸」をくれた。

「箸」という商品は雑貨屋さんや、100均で売ってる、割りと地味な商品だが、
これは桐箱に入った、見るからに上等なお箸。
「江戸木箸」と記してある。
職人が一本一本、感性だけで作る逸品だそう。

箸は、親指、人差し指、中指の3本で操るので、形が奇数画であるほうが物理的に使いやすいらしい。
で、この箸は7画箸だと。
フォルムはシュッとスリムで長め。
中央より手元側寄りが少し膨らんでいて間違いなく持ちやすくなっている。素晴らしい感触。
優しくて優雅な持ち味。
生まれてこのかた、箸をもってこれほど感動したことはないかもしれない。

そして、もうひとつ驚いたことがある。
当然こんなもんは小売店やネットで購入したものだと思っていると、なんと彼は職人直々に依頼をし、直接この箸を受け取りにわざわざ工房まで足を運んだらしい。
10年もご無沙汰してる人間の誕生日を記憶していただけではなく、ブレゼントとして「箸」をそれも職人に。
なかなかできることではない。

箸を手にした後、私は彼に、お礼のメールと共に「君が人に対してこういう"気持ち"を持ち続ける限り、君の店は永遠に失敗することはないだろうね。」と伝えた。

恥ずかしながら私は今回、息子ほどの歳の若い彼に、「箸」というものの奥深さと、ひとの心を打つ「気持ち」の2つの事を学んだ。

そして、もちろんこの「江戸木箸」をMy箸として死ぬまで使っていきたい。それが私なりの彼に対する「気持ち」だから。

以上。




# by seijitsushimi | 2019-02-19 14:14

近況のご報告と営業再開のお知らせ

前回、私の体調不良に関してご報告をさせていただいたところ、
たくさんのお客様、友人知人の方々よりお見舞いのメッセージ、
お電話やお手紙をいただき本当にありがとうございました。

改めて私は決して一人で生きているわけではない、たくさんの人たちのお陰で
生かされていることを痛感いたしました。
心より感謝とお礼をお伝えしたいと思います。

おかげ様で、3歩前進し2歩後退するペースではありますが、少しづつ回復に向かっており、
今年に入り、間引きではありますが、常連のお客様を中心にリハビリを兼ねて営業を
スタートさせてまいりました。

結果、調整させていただく状況ではありますが、この度、通常営業を再開させていただくことに致しました。

これまで予約専用サイトを含む新規のご予約をお断りさせていただいており、大変ご迷惑をおかけしましたが、
今後お席を空けさせていただきますので、ぜひご予約を頂けるようよろしくお願いいたします。
もちろん再開させていただく以上、最高のパフォーマンスをご提供できるよう努力いたしますので
以前同様何卒よろしくお願いいたします。

また、今後の見通しとしましては、3月に本題である手術入院のため数週間お休みをいただきますので、
再度ご理解をいただけるよう何卒よろしくお願いいたします。

以上



# by seijitsushimi | 2019-01-12 15:53

お詫びとご報告

お詫びとご報告_b0206074_18365084.jpg
この度、私は不覚にも病に負けてしまい、12月16日以降年内の頂いていたご予約(おせちのご予約も含む)を
全てキャンセルをさせていただく結果となり、先ずは、当該のお客様におきましては
大変ご迷惑 ご心配をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。

1年のうち最もレストランの需要の高い12月、そしてクリスマスに向けて
皆様の色々と想いの詰まったお時間と空間を御提供できなかったことは、もちろん私の
長いレストランでの職歴、職責の中で最も不甲斐ない出来事であり、とても耐えがたく、
まさに断腸の想いでありました。

昨日、何とか無事に退院を果たし、主治医より食事制限付きの自宅療養を許可され、
今日やっと、タイピングも可能になり私自身の言葉でお詫びとご報告ができるようになりました。
回復した暁にはまた、改めてキャンセルさせていただいたお客様には直接お詫びのご連絡をさせていただきたいと
考えております。

また、キャンセルのご連絡をさせていただいた際には皆様から励ましや温かいお言葉を頂戴したことに
心よりの申し訳なさとそして感謝をいたしております。


そして私の病状と今後の予定についてご報告させていただきます。

10月に開催された香港での私のイベントに発つ前日、下痢がしばらく続いたために医師に診てもらったところ、
すぐに内視鏡検診を勧められその日に総合病院を紹介され、すぐに進行性の割と大きな大腸(直腸)癌が見つかりました。
そしてイベントから帰り、主治医と相談の上、治療プランを立て私のスケジュール等を考慮しながら、
何とか仕事を続けながら、一か月毎日通院し、放射線治療と抗がん剤で幹部を小さくし、来年3月に切除手術をし
経過観察という至って通常のプロセスのはずでした。

治療の副作用は割と周知されており、私もある程度は覚悟はしており、何とか我慢しながら仕事を続けましたが、
12月に入り、これまで人生で味わったことのないほどの激痛と1日20回を超えるほどの下痢に悩まされながら
15日まで何とか営業を終え、限界を覚え医師に相談、再検査したところ、「放射線性腸炎」でこのままでは命にかかわると言われ
即日緊急入院となりました。
その後は、口から水一滴接種することができず、医師4人からなるチームによる24時間体制の治療と点滴にて命をつなぐ状況で
それでも激痛と下痢からは逃れられずまさに地獄のような苦しみでした。
そして数日前に点滴がやっとはずれ口から水分が取れる状態までになり、痛み止めも減らし、やっと
昨日試験退院の形で自宅療養を始めました。

現時点ではまだ不確定のため来年度の新規のご予約に関してはお断りしておりますが、経過を見て
新規のご予約再開を承りますのでそれまで大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただければ幸いです。
今は何とか来年1月7日からの通常営業に向けてお客様を快くお迎えできるようにリハビリそして回復に努力していくと
考えております。

以上が経過と現状です。

これまで長い間、お詫びとご報告ができなかったことをお許しいただければ幸いです

完全回復の暁にはさらにこれまで以上に良いレストランにすることをめざしさらに精進しチャレンジしていこうと
思っています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

そして皆様におかれましては2019年もこれまで以上に良いお年を迎えられるよう心より
お祈りお祈り申し上げております。


Restaurant TSU ・ SHI ・ MI

店主    都志見セイジ


# by seijitsushimi | 2018-12-30 18:28

番組のお仕事。

先日頂いたテレビのお仕事。

何でも同郷広島出身で、東京で活躍されてる友人でもある食記者の土田みとせさんと「広島風お好み焼き」談義を番組の中でして欲しいとのお話。

楽しそうじゃーんと、二つ返事で快諾。

場所は偶然にも地元の徒歩5分でいけるお好み焼きやさんにて。
さらにイイジヤーン!と。

本職のフレンチ語るよりもかなりのハイテンション。

おまけにリアル鉄板でスペシャルな一枚、焼かせていただいた。
本人的には65点位だったけど、
皆さん大変誉めてくださり、喜んでいただいて。

何でもそうだけど、「見るは易し行うは難し」だよね。

でも、何でも最後にはなんとなく収めてしまう都志見流(笑)

えっ?なに焼いたんだって?
見てのお楽しみ。
ご覧ください。

http://www.bsfuji.tv/kiwamezara/

# by seijitsushimi | 2018-12-10 09:44