人気ブログランキング | 話題のタグを見る

初の瀬戸入り Vol,2

さて ”初の瀬戸入り” 第2弾。 後半は世界的に活躍する瀬戸の白磁アーチスト、長江重和氏との出会いを書き留めておきたいと思う。
出会いと言っても前期の島倉社長に、幸運にも紹介して頂いたわけだが、なかなか最近本人と連絡が取れなかったらしく、俺が東京に戻る直前に
コンタクトに成功、運よくお会いできることになった。 車で5分ほど走ると庭?らしきスペースに点在する真っ白な磁器の様なもの。
案内されて工房に入ってみると、みるみるうちに白磁のアートの世界に引きずり込まれていった。
長江重和氏は、かのジョエルロビュション氏が彼の創り出す作品を使いたいと申し出たほど日本の白磁作家の世界では第一人者的存在である事は聞いていたが、
彼の工房一杯に飾られた作品を目の当たりにした時の感動は今でも忘れる事が出来ない。
器の域を超えた繊細で創造美あふれる作品の数々、足元にも及ばぬが ”物を創る” ことの好きな俺はたちまち彼の作品そして彼自身の虜になてしまった。
アイデアが良い。既成概念にとらわれない。あふれ出すオリジナリティー。どの角度から見てもゆるぎない自信に満ち溢れた芸術品ばかりだ。
「彼の作品を是非今回の新店で使いたい。」そう本能的に思った俺は恐る恐る申し出た。すると拍子抜けするほどに快く承諾してくれた。
目の覚めるような透明感のあるコバルトブルーに焼きだされた釉薬を内側に贅沢に覆われた磁器グラス。
「これを水を入れて提供するゴブレットに使おう」。野生的なひらめきだった。
今回長江さんの作品としては破格の値段で譲って貰える事になった事はとても幸せである。

こうやって改めて思う事は、やはり「人のつながり」。うちの常連さん行為が島倉社長との出会いを導き、いくつかの窯元の方々を紹介いただき、更に
長江さんの様な作家さんへとつながっていく。 この人と人とのつながりは俺が40を過ぎたころからか、それまで余り立ち止り考えた事もなく、
それどころか割と軽視して生きてきた俺にとってこれから本当に大切にしていきたいと思う大きなエレメンツである。

これから俺がチャレンジしていこうという事に今回の島倉社長や長江氏との出会いは計り知れない大きな後ろ盾になるであろうし、偉大な協力者である。
結果論になろうが、彼らなくして今回のプロジェクトに対して、それ相当の評価をいただく事はおそらく出来ないであろう・・・。きっと。
楽しみで仕方がない。

初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_22235655.jpg

こちらが、かの作品、”磁器グラス” 写真では伝わらない優しさと気品に満ちている。
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_2224189.jpg

肌色の釉薬もなんともいえぬやわらかい色合いである。形も面白い。
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_2224529.jpg

ちょっと今っぽいデザインの磁器。ここにどんな料理を盛り付ければ、この作品に負けない一皿になるんだろう。ね。
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_2224931.jpg

これがロビュション氏のお気に入りだそうな。中央の釉薬がが白くグラデーショニングしてるのは突起しているせい。確かにこれはただものではないね。
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_22241736.jpg

小物の数々。どれも非常に美しい造形であり透き通るような白磁器である
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_22243235.jpg

これは器ではないが、つい先日青山のギャラリーでの作品展に出した作品。連作で表現する難易度の非常に高い造形美と薄さ、焼成にも多くの工夫があるそうだ。まさに神業。
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_22243995.jpg

中央が長江重和氏。島倉社長と私。
初の瀬戸入り Vol,2_b0206074_22244687.jpg

東京→瀬戸市の日帰りの旅だが帰りは名古屋まで立ち寄りとりあえず名物「矢場とん」の味噌カツを
満喫し帰路へと向かった。

今回の瀬戸入りは総じてとても有意義であり、初めて見るもの、知る物、体験する事は、どれも俺にとって新鮮そのもであった。自作の皿を今回は20枚。これが最大の目的であるが、達成にはあと2度ほど足を運ばなくてはならない。 確かに容易ではないが、そんな事よりも「物を創る」事がこんなにも、人の気持ちを湧き立たせエネルギーを生み出し、そして喜びへと変えていくことが俺には不思議でもあり魅力的でもある事に違いは無い。


このブログのタイトル写真にも使用しているランプカバーも実は今回、長江氏に譲って頂いた作品である。
新店のトイレに置きたくて内装業者に頼んで電源を一つ取って貰った。この作品の為に。
# by seijitsushimi | 2010-10-08 23:01

初の瀬戸入り vol1

この10月に新たにリニューアルオープンする予定のミラヴィル。店名は我が苗字を冠して” TSU .SHI .MI "。
良い悪いは別として俺の勝手!である。今回、自身の新たなチャレンジをふんだんに盛り込んだ店にしたい。
これまで取り組んできた事の集大成として・・・。
その中に、「自身で皿を焼きたい。」客がテーブルに着いたその瞬間から、店のおもてなしが広がる・・・。みたいな。

まずは自身の創り上げたショウプレートでストーリーが始まっていく・・・。いいじゃん。ね。
で、うちの常連さんのご紹介で、愛知県瀬戸市は品野に窯を構えて80年の窯元の3代目、島倉淳社長のご協力の基に
” TSU .SHI .MI " でのテーブルを飾るプレートをデザインから製造まで携わらせて頂くことになった。
勿論、初めて今回陶芸というもの、特に難易度の非常に高い白磁というものを体験しようという傲慢で我儘なリクエストのである。
今回、この瀬戸市を訪ねる事すら初めての自身の体験を2回に分けて記録に残しておきたいと思った。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_2045944.jpg

朝4時おきの5時出発。到着予定は9時過ぎ。 で、実際は9時半ごろに瀬戸市品野に到着。瀬戸市内でも有数の窯元村!?の感じ。 まずは瀬戸物記念館?なる所で朝のモーニングコーヒーでも・・・。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20452617.jpg

で、注文したのは、名古屋名物!?「モーニングセット~~!」。広島にもこのセットあったなぁ。そういえば東京では余り見かけない。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20453780.jpg

10時くらいに島倉社長と再会。 まずは今後の打ち合わせと方向性についての議論。
今回は今では余りやらない” たたら焼き ”で行く事になりそう。 ふ~む なるほど・・・。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20454493.jpg

とりあえず現代の鋳型による整形方etcを実践して見せて頂いた。 貴重な体験だ。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20455181.jpg

土を流しこんで整形し、取り出した後のへそを取り除k作業・・・。う~んこれもなるほど・・・。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20455727.jpg

鋳型で成形された食器は棚に並べられて乾燥に入る・・・
初の瀬戸入り vol1_b0206074_2046494.jpg

大きな窯が2台、しっかり乾燥した磁器が1200度で焼きあがります。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20461139.jpg

保管庫の様子・・・。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_20461886.jpg

打ち合わせの後、社長がつれて行ってくれた食堂の名物メニュー 「ころうどん」。なんで「ころ」? わからん。けど、手打ちでばりうま。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_2173176.jpg

そのあと、島倉社長に瀬戸の窯元をいくつか案内してもらいました。 [SOBOKAI]のマルミツ陶器さん。
ミラヴィルでも使っていましたね。社長のお姉さまと雑談。モダンなギャラリーでしたね。
初の瀬戸入り vol1_b0206074_2173688.jpg

3人で記念写真・・・。 

時間的に仕上がりが間に合うかだとか、どういうデザインにするかとか、不安と解らない事で頭がいっぱいだが、もうすでにこのプロジェクトは始まっている。島倉社長や、その他のお仲間たちのご協力で出来上がるだろう作品が今から楽しみでわくわくである。

その後、世界で活躍する瀬戸が生んだ白磁作家、「長江重和」氏との出会いとの出会いはVol2で紹介しよう。
# by seijitsushimi | 2010-10-07 20:55

チャンプルの食材探し

沖縄の新垣さん(沖縄市内のレストランでシェフをやっているお客さん)が以前、沖縄野菜を送ってくれた事がきっかけでず~~~~っと、気になってたんやけど、やっと今回念願の沖縄野菜を見に行く事が出来た。
チャンプルの食材探し_b0206074_8521082.jpg

地球はまだまだきれいやね。(笑)
チャンプルの食材探し_b0206074_8524065.jpg

いかにも沖縄らしいのぉ。 しっかり日本を守ってぇや。
チャンプルの食材探し_b0206074_853435.jpg

2011年度版 JALのキャンペーンポスター!
チャンプルの食材探し_b0206074_853104.jpg

これこれ。やっと会えたなぁ。”ドラゴンフルーツの芽” 見た目はぎょっとするがこれは美味いんよ。
チャンプルの食材探し_b0206074_8531810.jpg

糸満特産「カニステル」別名エッグフルーツ。タイトルから卵の様な濃厚な味を連想するが、「蟹も捨てるほどマズイ」ともとれる。
チャンプルの食材探し_b0206074_85325100.jpg

今回の旅のキーパーソン。久手堅(クデケン)さん。読み方が難しく何度も名刺を確認しながら苦笑してたら都志見(ツシミ)も読めないらしくお互いに苦笑!!。
今後我が料理に出てくる沖縄野菜はこのイケメンクデケンさんに託す事になった。宜しく~~。 
チャンプルの食材探し_b0206074_8533280.jpg

ねぇ。これって正式名称なのかぁ!??(那覇の牧志公設市場にて)
チャンプルの食材探し_b0206074_8533722.jpg

今回は全く予定外だったが、凄い塩屋を発見した。世界の塩、合わせて約400種類が揃っている。こんな店は東京にも無いね。島内に4店舗あるらしい。塩の味見をしているとおなかがいっぱいになってきた。
社長は宮古島の方で、もともと水屋だったらしい。人類にとっても、料理にとっても、もっとも必要な「水と塩」。
社長にも会いたかったが不在だった。

今回、沖縄での食材の発見とパイプを作るのが目的の2日間の旅だったが、目的は無事に達成できた。特に感じた事は、風土、気候で食べる物、出来るものって必然的にかわるという事。総じて「力強さ」を感じた。
”豚、脂、砂糖”が多くの沖縄料理の中に溶け込んでいる印象だったが、やはり沖縄の風土による生活環境がそうさせているのであろう。泡盛にも「甘さ」と「力強さ」を感じる事が出来る。
数十種類の「初体験野菜」と出会ったが、これから先、我が調理場でこれら「琉球野菜」がどの様にツシミの手にかかり、東京の人たちの口に入り感じさせるかが、今回4件の市場を回りながら感じていた事だった。

季節を変えてまた来たいね。
# by seijitsushimi | 2010-09-14 09:29

おうっ!わしはワシじゃけぇ!!

10年やってきたわが店をとりあえずたたんだ事を記念して、ブログも新規一転することにした。
タイトルは「わしはワシじゃけぇ」。
年とるにつれ故郷広島が恋しゅうなったわけじゃないんじゃけど、なんとなく
「わし」という言葉に懐かしさと自分の自然さを感じて、3分で決めた。
まわりに(なるべく)とらわれることなく、”わが道を行く”的な殆どびょ~きブログにしようと。
まあ、暇じゃったら読んで~や。
# by seijitsushimi | 2010-09-12 00:33